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シドニーFCvsデポルティボ・サプリサ(トヨタカップ1回戦)
 えー、私、昭和42年生まれです。スポーツ選手で自分より年上の人間を見かけることが、最近めっきり減りました。子供のサッカーチームの「親子サッカー」でサイドを駆け上がってみて、自分の体力の限界がいかに低いところまで落ちてきているのかを実感しました。
 同い年にはゴン中山が数少ない現役で残っていて、何とかもう少し続けてくれればと思ってます。最近見ない野球でも、清原桑田は同い年だねえ。そらあちこち痛むって。
 さて。そういう齢の俺は、ドーハの中継で夜中に号泣したクチです。今の代表はみんな年下です。フランスの岡田の冷酷に、うなずきながらもため息をついた世代です。今になって、あの時彼にフランスのピッチを踏ませる訳にはいかなかったんだろうかとふと思ったりもします。置いてきた魂の大きさと重さに愕然としてみたり。
 たとえ広告会社とテレビ局の客寄せパンダとしての出場であったとしても、それが彼の輝きを削り取ることはありません。いまさら滑稽な、と笑わば笑え。38歳の今でもまだ、彼は舞台の中央から身を退こうなどとはこれっぽっちも考えていないんです。
 それが、カズ。
 70年の歴史を持つコスタリカの名門を相手に、今年5月に発足したばかりの弱小クラブがどんな戦いを見せられるのか。メディアがほとんどそこに言及していなかったのはつまり、そんなことはもうはなっから判りきっていたから、だと思いました。試合を見るにつれて、その考えがやはり間違っていなかったことが確信できます。かつてマンチェスター・ユナイテッドの前線に君臨したヨークがボランチを務め、Jリーグの下位チームと見まごうような寄せの遅さとパスの不正確さ、それでも情熱だけは人一倍、というそのチームに、カズは似つかわしくもあり、不釣合いでもありました。
 それでもカメラは、執拗なほどにカズを追いかけます。
 彼は黙々と、彼が今できる最高のプレイを目指して、前線に張り、あるいは中盤まで戻って守備に勤しみます。
 始まる前までは、例えばこの試合でもしかしたらカズがハットトリックを演じてしまって、それが元でチームが勝利を収め、カズが代表に復帰、フランスに置いてきた魂をドイツのピッチで拾い上げる、なんて光景を夢見たりもしました。
 試合は淡々と進み、シドニーFCは敗れました。
 カズがゴールネットを揺らすことはありませんでした。
 動きがよかったのか、そうでもなかったのか、実は俺にはよく判りません。自分より年上の彼がピッチを走り回り、ふと疲れた表情を浮かべ、それでも休まずまた走る、その姿をずっと追っていただけで、それ以上のものを見て取ることができなくなっていました。
 多分、代表復帰は夢のままで終わるんだろうなあ、などと考えながら、それでも、ジーコが最後の代表を発表するまで、彼は自分がもう一度代表のユニフォームを纏うことを諦めないのだと思います。それがカズなのだと思います。
 俺、カズが代表に選ばれてピッチに登場して(それが負けの決まった最後の瞬間のごくわずかな時間だけでも)、多分芝生に手をついて祈りを捧げる、なんてことをさらっとやってみせたら、号泣すると思います。間違いなく、泣きます。
 泣きたいなあ。
 ジーコぉ。
| サッカー | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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